メリットとデメリットの両面がある?
エタノール無添加やアルコールフリー化粧品について
カテゴリ:【 無添加の種類 】
最近では、エタノールフリーやアルコールフリーなどの無添加化粧品の登場が増えてきています。
ですが、知っておかなければならないのが、なぜ化粧品などに、このアルコールを入れる必要があるかというところです。
と、その前にですが、そもそもとして、化粧品に加えるアルコールというのは、ほぼほぼエタノールになります。
エタノールと言えば、学生の頃に理科などの実験で使ったり、消毒などで使ったりもされるので馴染みの深いアルコールになります。
注射の前に塗るスーッとすると言えば、ほとんどの人が、あれか!と理解されるかもしれませんね。
そもそも、エタノールには消毒の効果がある
上記にも簡単に書いてきましたが、エタノールには消毒という分野において多大な効果を発揮します。
ですが、化粧品に使うとすると、収斂作用というメリットがあります。
収斂作用とは、肌や毛穴を引き締める作用の事で、そのため、化粧水や化粧パックなどにも使われています。
また、エタノールには油分との親和性があります。
そのため、油分と水分を仲介する役割を持っていて、エッセンシャルオイルと水やシアバターとハーブ水といったところに役立ち、色々な化粧品に使われているのです。
このように、エタノールが配合された化粧品は品質保持として変質しにくくなるというメリットもあり、長く使えるという事に繋がります。
エタノールのデメリットとなぜエタノールフリーが出てきたのか
では、なぜエタノールが無添加の化粧品が増えてきているのかというところについてです。
エタノールには消毒面など、上記に配合されるメリットを記載してきました。
ですが、その一方で、デメリットとしてエタノールを配合すると、消毒などの特徴のため、肌の皮膜を壊してしまうという事があります。
皮膜とは
皮膜というのは、肌を適度な油分でおおい、潤いを保ってくれる働きを持ちます。
また、それだけでなく、外部からの刺激から保護をしてくれるといったような効果を持つものになります。
エタノールなどのアルコールが配合されていると、この皮膜を破壊してしまうという可能性が出てきてしまします。
そのため、安全の事や肌への優しさを考えた時に、アルコールフリー、エタノール無添加の化粧品というものが必要になってきたのです。
ですが、メリットの面でも解説した部分はエタノールフリーだとそこが削られてしまうので、その分でどちらをどう取るかというのを考えていければ良いと言えそうです。