無添加化粧品を使う事のデメリットを挙げてみます
全てにおいて良いわけではなく、人によって変わります
カテゴリ:【 無添加の基礎 】
最近では、無添加化粧品を使う人が増えてきていますし、このサイトを見ているという事は、あなたも既に使っているか、これから無添加化粧品を使おうか、乗り換えようかと悩んでいるかのどちらかと思います。
以前の記事で、無添加化粧品を使うメリットを書いてみましたが、ここでは、あえて逆に、無添加の化粧品にしている事で考えられるデメリットやマイナス面、注意点などについてを考えてみたいと思います。
何事においてもそうですが、全ての面で優れているものというのはまず存在しません。
善があれば悪があり、陽があれば陰があるように、プラスがあればマイナス面も多少は出てくるものですから、それをしっかり把握しておきましょう。
実際には影響が無いとされているものもある
無添加について色々解説していますが、以前に無添加というのには実際には種類があるという事を解説しています。
参考:無添加には種類がある
そのために、単に無添加という言葉に反応するのではなく、何が無添加なのかをしっかり確認する必要性があるという事は何度も書いてきています。
ただ無添加だというから安心というわけではありません。
よくやり玉に挙げられやすいものの1つに、着色料があります。
これらは、発がん性の可能性や環境ホルモンへの影響など、多岐に渡る影響があるとされています。
その一方で、添加物ではあるものの、人体に影響がないという説のあるものも多数あります。
ただ、このあたりは無添加化粧品を売りたい側は、無添加が良いとそちらの面を一方的に押し出す傾向がありますし、逆に、無添加にしていない化粧品販売会社はこの成分は無添加ではないけど安全ですと説明をするはずです。
専門知識や研究をしていない私たち一般人には、何が正解かというのは難しい状態でもあるのが現状です。
とはいえ、個人的には分からないからこそ、やはり疑わしいものは避けるのが鉄則であり正解じゃないかと考えています。
科学の力を使っていたからこそ出来た事が難しくなる
人工的に作り出したものを無しにして無添加としたことで、その人工的に作られていた効果が得られなくなるという事が考えられます。
例えば、防腐剤などが、その最たる例の1つに当たります。
防腐剤というのは、その言葉の通り、腐るのを防ぐためのものです。
ですから、防腐剤が入っている化粧品というのは、腐るのを防いでくれるため、長持ちするという事がわかります。
これが、防腐剤が無添加の化粧品の場合、その腐るのを防いでくれていた防腐剤を使わないという事になるので、代わりの何かを使うか、その分だけ使用期限が短い化粧品として作らなければならなくなります。
本来、無添加で安全なはずなのに、そういった事を知らずに今まで通り使っていると、実際には既に腐ってしまっている低品質の化粧品を使ってしまう…なんて可能性も、ゼロではないとも言えます。
これではどちらが肌や体に良い化粧品なのかはわからなくなってしまいます。
無添加でないものと比較すると高価になりやすい
人工物というのは、科学的に生み出されるもので、どちらかと言えば大量生産が比較的しやすいものが多くなります。
そのため、そういったものが配合される化粧品は、大量生産もしやすく、その分だけコスト面を抑える事ができます。
一方で、そういったものに頼らない自然由来の成分や、無添加を中心に作っていくとなると、原材料の費用がどうしても高くなってその分だけ化粧品の値段も上がってしまう傾向が強くなります。
無添加にこだわる化粧品であればあるほど、どうしても高価格帯になってしまうというのだけは予め理解しておいた方がいいのかもしれません。