今ではコラーゲンと言えば海洋性が主流!
化粧品にマリンコラーゲンが使われるメリットと効果
カテゴリ:【 美容成分の知識 】
コラーゲンと言えば美容関連においては、切っても切れない成分の1つでもあります。
そんなコラーゲンですが、実は生臭いという特徴も持ち合わせており、これを嫌という方も実は一定数存在しています。
生臭いコラーゲンというのは主に動物性コラーゲンと呼ばれているものになります。
最近では、こういったコラーゲンの生臭さを解消するため、従来の動物性コラーゲンではなく、海洋性のものにするマリンコラーゲンを化粧品に配合するのが主流になってきています。
実際、今では化粧品のコラーゲンは、マリンコラーゲンと書かれている化粧品が増えています。
海洋性・マリンコラーゲンの特徴
一般的なコラーゲンドリンクに使われているコラーゲンは、牛や豚の骨から抽出したものが使われています。
そのため、どうしても動物性であるからこその臭いを取りきることができず、少なからず臭いが付いてしまうのは避けられないわけです。
さらには、動物由来という事で、感染症といった心配毎も可能性は低いとはいえ、ゼロではないとも言えます。
そこで、そういった動物由来とは違うアプローチで、最近では化粧品には海洋性由来のコラーゲン=マリンコラーゲンが使われだしているのです。
海洋性のコラーゲンとは、名前の通りで、そのまま魚の骨や皮から採取されるコラーゲンの事を言います。
魚の体温というのは私たち人間の36度などとは比較にならないほど非常に低く、8度や9度です。
その温度の魚たちによって作られたコラーゲンは、9度から18度ほどで吸収されます。
動物性は、牛や豚の体温が私たち人間と比べても同じか少し高い37度前後になるため、人間の体温では実は吸収しにくいという事になり、海洋性は非常に吸収性が高いという特徴を持ち合わせています。
また、海洋性は脂肪分も少ないというメリットがあります。
もちろん、臭みも動物性に比べて低く、アレルギーなどの心配も動物性よりは低くなるといったメリットがあります。
海洋性だからアレルギーや原料が何かは要確認
色々とメリットが大きくある海洋性コラーゲン、マリンコラーゲンですが、基本的に動物性のような狂牛病などの感染症などの心配は圧倒的に低いです。
しかしながら、海洋性コラーゲンは何を原料としているかで、アレルギー症状が出る可能性があります。
マリンコラーゲンは主に魚の皮やウロコなどを使って作られますが、その魚などに対して既にアレルギー反応を持っている方の場合は、その化粧品を使うとアレルギー症状が出る可能性がありますので注意が必要です。
現在ではマリンコラーゲンが主流になりつつあります。
メーカー各社も流通の安定を図るためには、一定数の量が必要になりますので、今では養殖の淡水魚を使用するなども増えてきているようですし、回遊魚の鮭なども主流の1つになっています。
マリンコラーゲンは低分子という事もあり、今ではコラーゲン化粧品では主流になりつつあります。
そのため、残念ながら、低品質なマリンコラーゲンも存在している可能性があります。
マリンコラーゲンの原材料となる魚の質であったり、そもそもの精製技術など、しっかりと信頼のおける国内メーカーなどの製品を選ぶといった事も非常に重要になってきます。
最近は鱗からスカールコラーゲンも
主流になりつつマリンコラーゲンですが、そのマリンコラーゲンの中でも、魚の鱗から取りだされたものを「スカールコラーゲン」と呼び、人気を集めてきています。
スカールコラーゲンの方が、より分子量が小さく、細胞を活性化させるための要素を多く含み、キトサンやグルコサミンなど豊富に含まれているのです。
動物性よりも良いマリンコラーゲンの中でも、皮や骨より鱗の方が安全性に富んでいます。
実際、エステサロンなど使われているマリンコラーゲンは、このスカールコラーゲンが多いと言われています。
そのため、よりこだわっていきたい場合には、マリンコラーゲンの中でもスカールコラーゲンや魚皮由来のコラーゲンなどの表記を調べてみましょう。
ただ、配合された場合、マリンコラーゲンとは記載されず、原料では加水分解コラーゲンや水溶性コラーゲンと記載されたり、コラーゲンペプチドという名前で表記される事が多いです。
マリンコラーゲンという表記される事が多いですが、骨由来なのか、皮由来なのかまでの原料が記載がされていれば、より親切な化粧品と言えるかもしれませんね。