化粧品の値段には広告費が上乗せされてる?
一度は聞いた事があるこのお話についてのまとめ

カテゴリ:【 化粧品の知識

化粧品は今では非常に多くの種類が出ています。
有名どっころのメーカーから、後発組の何かに特化したようなタイプの化粧品まで、色々な種類の化粧品が販売されています。

化粧品の実際の成分のほとんどは「水」になります。
それ以外の成分を、多くの企業が配合や何を入れるかで研究に研究を繰り返し、試行錯誤しているわけです。

ですが、よくよく見て行くと、なんとなく似たような成分を配合している化粧品があったりするのも事実です。
もちろん、同じような成分であったとしても、配合率などは変わるため、その配合率が変わる事で、反応なども大きな違いを生みます。

化粧品の成分の多くは水ですが、同じに見えても、中身はその細かいところで変わってはきます。
ですが、値段が大きく変わってくる事は多々あります。

化粧品の広告費と人件費

そもそも、勘違いしてはいけないのが化粧品販売はビジネスです。
れっきとした営利企業が行っているビジネスであり、ボランティアではないという事は当たり前の事実です。

無添加化粧品に限らず、全ての化粧品が販売されるまでには、実に色々なルートを辿ることがあります。

メーカーが自社で直販する事もあります。
逆に、百貨店などの中にテナントとして出したり、どこかに店舗を構えて、スタッフが接客しているのを見ている人も多いと思います。

ですが、やはり当然ながらそういった分が重なれば重なるだけ、コストという面では必要になってきます。

対面で話をして色々聞きながら化粧品を試していければ、私たちユーザーからしてみれば嬉しい反面、メーカーからしてみれば、その販売員の人件費や接客をしている場所代、そしてそこで営業・接客しているという告知や宣伝も必要になるかもしれません。

新しい製品を作れば知ってもらう必要があります。
テレビCMや雑誌に広告を出したりすれば、その費用がどうしても必要になりますし、そのかかった費用を化粧品を販売して回収しなければなりません。

ですから、当然その分のコストを考えた商品代金になってきます。
メーカーもボランティアではなくビジネスとしてやって利益を取らなければならないので、そのあたりは致し方ないと言えます。

大きいメーカーであればあるほど、規模自体が大きいですし、目標とする販売個数も大きくなり、かける広告費も多くなります。
社員数も非常に大きいため、そういった傾向になるのは多少は否めないとも言えそうです。

ネット専門なら安い?

この10年程は、めざましいネットの発達と普及に伴い、化粧品をネット通販専門で行うメーカーが増えてきました。

日本を代表するようなメーカーとは違い、販売のルートを持っていなかったり、大量の店舗やスタッフを抱える程の資本力を持たない小さなメーカーは参入しやすくなった事もあり販売者が一気に増えました。

特に無添加化粧品などのように、成分にこだわる方向け化粧品は、ネットという販路が出来て、小規模のメーカーなどでも戦えるようになってきました。

当然、ネット専門でやるという事は、店頭で販売したりデモをするお姉さんを雇う必要はありません。
そして、その場所も必要ないため、その分だけ必要なコストは下げられるという事は考えられます。

同じように、仮に全く同じ化粧品を作ったとしても、店舗を構えるところと、ネット専門店とでは、やはりネット専門店の方が必要経費が少ない分だけ価格を安くしやすいという傾向はあります。

その分だけ人材もいらない事になり、メーカーによっては研究する人、販売する人、サポートする人など数人で行っているところもある事は想像できます。

ネットにはネットのメリットもデメリットもある事を理解する

ですがネット専門ですから会って話したりはできません。
どんな人が販売していて、どんな化粧品かは、実際にネット上の店舗を見てでしか判断できませんし、その場で実物を見てみたり試してみたりする事はできません。

気になるところも、基本は電話かメールでのやりとりになりますから、そういった面では圧倒的に店舗を構えている方が優れています。

相手の顔が見えないというところから、悪徳な商売をしているところも少ないながらもまだあるかもしれませんし、そういったリスクは実店舗があったり今までのブランドを築き上げてきたところと比べれば、やはり劣ります。

どちらにもメリットとデメリットがあります。
ですが傾向としてだけで見ると、高品質で低価格な傾向にあるのはネット専門の方が多いのは事実ではないかと思います。

そもそも、化粧品の販売を店舗を構えて行えるのは、今の日本ではある程度は名の知れたメーカーでないと、資本体力的に難しいのが現状ですから、多くはネット販売に力を入れています。

化粧品の販売は、単品では赤字でリピート前提で考えている

化粧品は、今では女性なら毎日するものになっています。
そのため、いわゆるリピートする商品でもあり、1回買ったら終わりという商品ではありません。

そのため、多くのメーカーでは1回だけ買われる事を想定するのではなく、複数回リピートした事を考えて、販売手法やリピート確保の手法、そのための商品価格の設定などを考えて行っています。

そういった事も考えるとある意味では広告費も商品代金に上乗せされているという事にはなりますが、これは言ってみれば化粧品に限らず何の商品においても同じです。

食品でも化粧品でも作ったなら誰かに知ってもらって、手に取ってもらわなければ意味がありませんから、多少の広告費は必要な事が多いです。

確かに化粧品は大手メーカーがCMをバンバン流していたりするので、より上乗せさせられているというイメージを抱くかもしれませんが、これだけ数が多い化粧品業界です。

あまりに変な価格付けなら誰も買わなくなりますし、そうなれば販売停止になるだけですから、あまり気にしすぎる事はないかもしれません。

あえて言うなら、自分が納得できる品質と価格を見極めて、自分にあった化粧品(無添加化粧品)を選んでいけばいいという事が言えるのではないでしょうか。

このテーマに関する管理人からのワンポイントメッセージ

昔は私自身もよくそう思ってましたし、社会人である程度の仕事をこなすようになってビジネスの基本がわかれば、ごくごく当たり前のビジネスというのがわかります。

企業は利益を出さなければいけませんし、ある意味では需要と供給のバランスという事でもあります。
確かに化粧品の広告は非常に高価ですし、その分だけ価格にも反映されやすいかもしれませんが、今ではネット専門で高品質・やや低価格というのもどんどん出てきています。

しっかり調べて自分が納得できる価格と品質のバランスを見極めて自分に最適な化粧品を見付けていきましょう。

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